リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの導入

サブバッテリーが貧弱なら

 1台分しか設置スペースのないサブバッテリー。これが我が家のキャンピングカーの最大の弱点です。弱点があるなら何とか弱点を克服できればとずっと考えていました。

 そこで見つけたのがリン酸鉄リチウムイオンバッテリーです。リチウムイオンバッテリーの一種なので鉛バッテリーに比べると放電性能も充電性能も比べ物にならないくらい優れています。また リン酸鉄リチウムイオンバッテリーのすごいところは安全性です。リチウムイオンバッテリーといえば、発火した、爆発したなどスマホなどで気軽に使っている割には危険な代物です。しかし リン酸鉄リチウムイオンバッテリー はそれに比べて非常に安全性が高く、長期間使える特性があります。

 興味がある方はYouTubeで検索してみてください。車中泊をしている方の中では急速に普及してきているのではないでしょうか。

 一般のリチウムイオンバッテリーに比べて性能は若干落ちるものの、腐ってもリチウムイオンバッテリー。鉛バッテリーと比較するのは失礼なくらいの性能を持っています。 鉛バッテリーと比較して同じ容量のバッテリーでも使える電気の量は約2倍、充電時間も4分の1くらいではないでしょうか。(鉛バッテリーの充電時間が正確にわからないので適当です)

値段はお高いが

 私はリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを購入しようと決める前に、4年ほど使用した鉛のディープサイクルバッテリーを交換しました。

 買ったのは上のものでアマゾンで1万3千円くらいでした。充放電回数はわかりませんが、我が家のキャンピングカーの使い方では大体3年と少しくらいで使用に支障が出てきます。

 一方でリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは5万円以上します。しかしこちらは充放電を3,000回できる性能を持っています。この3,000回というのは空から満充電ということなので、我が家のキャンピングカーの使い方で何年持つかわからないほどの寿命です。1日1回、空から満充電から空という使い方をしても単純計算で8年以上使えることになります。もちろんこんな使い方はしないので、本当に一体何年使えるのでしょう。性能と寿命を考えると高く見える値段も安く見えてきます。

 これが購入したリン酸鉄リチウムイオンバッテリー です。大きさは鉛バッテリーとさほど変わらないくらいで重さは鉛バッテリーの26kgに対して14kgです。持ち運ぶにも軽いことはいいことです。

 このバッテリーはポータブル電源ぽい作りになっています。スイッチが有り、電圧表示のLEDとUSB出力端子が着いています。12Vの電気を出力するのは通常の鉛バッテリーと同じで上部にある端子からとなっています。

 写真のリンクはアマゾンへのリンクですが、私は実際にはAliexpressという中国のショッピングサイトから購入しました。理由はそのほうがお安く購入できるからです。その代わり送られてくるまでに半月程かかりました。でも今見てみるとAliexpressとアマゾンで値段あまり変わってないかもしれません。アマゾンの値段下がりましたかね。

自立型キャンピングカーの弱点

発電機がうるさい

 自立型のキャンピングカーの肝は発電機です。これがあることによっていろいろな電気製品をバッテリーの残量などを心配することなく自由に使って生活することができます。またスマホやモバイルバッテリーにもじゃんじゃん充電できます。燃料のガソリンが無くなったらガソリン携行缶から燃料をいれてやればまた元気に十数時間動いてくれます。

 我が家のキャンピングカーに内蔵されている2.8kwの発電機は低騒音型を謳っているモデルです。でも十分うるさいです。車外でも車内でもそれなりの騒音があります。そのためにおのずと発電機を使えるシーンは限られてきます。私達が発電機を使っているシーンをいくつか紹介します。

発電機
内蔵されている超低騒音型発電機
  • 高速道路のパーキングエリアやサービスエリア
    ここは昼夜問わず非常に騒がしいので気にせず使うことができます。夜でも大型トラックの出入りやアイドリングの騒音が絶えることがありませんので、車内の発電機による騒音を我慢すれば大丈夫です。今日は暑いぞーという時にはわざとうるさいサービスエリアでトラックのそばに停めて車中泊することもあります。発電機を一晩中回していても気にせずいられる環境というのも、考えてみればすごいことですね。
  • 誰もいない野原や田舎道によくある道路脇の駐車エリア
    ここも誰も騒音を気にする人がいないのでたまに発電機を回してお湯を沸かしてカップラーメンを食べたりします。
  • 朝の騒がしくなった道の駅
    毎朝8時半頃になると道の駅はお客さんがきて賑やかになってきます。この頃になると発電機を回してお湯を沸かしたり、サブバッテリーの充電をします。朝ごはんを食べて道の駅で買い物を楽しむまで2時間位使います。
  • 夕方車中泊場所に着いたとき
    夕方7時台までは少しだけ発電機を回して夕飯の準備に使います。30分くらい使います。この時間帯は使うのに気が引けます。

 使っているシーンはこのような感じなのですが、逆に言うと夜の静かな道の駅とかでは発電機を使うのは難しいです。騒音、これが発電機の最大の弱点です。

サブバッテリーの価値を軽んじてる

 非常にありがたい働きをしてくれる発電機を積んでいるためか、我が家のキャンピングカーのサブバッテリーは寂しいことに1つしか積んでいません。2つ、3つと積んでおられる方もいるのに設置スペースも確保されていません。発電機を回せばいいじゃん!って感じなのでしょうか。

 サブバッテリーの使い方は非常に気を使います。少し弱ってくるとFFヒーターも朝方に止まってしまうのでイライラします。そんな感じなので、電化製品をサブバッテリーで動かすという思想は我が家のキャンピングカーにはありません。そこかしこについているコンセントは、外部入力(自宅のコンセントにつないでいる)か発電機を回している時にしか機能しません。なんか残念なのです。

車体が重くなると思う

 我が家のキャンピングカーに内蔵されている発電機はガソリンを満タンにすると重量が80kgくらいになります。その分車体重量は重くなりますね。

居住空間が狭くなるはず

 2.8kWの発電機ともなるととんでもなくでかいです。それを内蔵するスペースもかなりの広さです。当然その分居住空間が犠牲になるのです。しょうがないですけどね。

 我が家のキャンピングカーは車体の大きさの割にいろいろなものが詰め込まれていて私は奇跡のレイアウトと呼んでいます。すごいなぁといつも感心します。

自立型キャンピングカー

どんなキャンピングカーが自立型?

 我が家のキャンピングカーは自立型と言われます。自立型ってどういうことって思われる方もきっと多いと思います。今回は自立型のキャンピングカーについて書いてみます。

 自立型のキャンピングカーは簡単に言うと何もない野原に行っても生活できるって感じのキャンピングカーです。その条件を満たすために自立型のキャンピングカーには、トイレ、発電機、エアコンなどがついています。

 まずは発電機の話からです。最近ではベース車の発電機能を強化してサブバッテリー充電やエアコンを動かすことができるキャンピングカーがでてきました。羨ましい限りです。

右下に発電機が収納されています
はしごの右側下部に発電機が内蔵されています。

 我が家のキャンピングカーが発売された時代には、そんな仕組みも開発されていなかったし、バッテリーも今程良くはなかったので発電機を積むのが現実的だったようです。発電機はキャンピングカーに内蔵されています。我が家のキャンピングカーに積まれている発電機は2.8kw出力です。これだけの発電容量があると家庭にある家電製品はまず動きます。電子レンジ、オーブン、ドライヤーに炊飯器も余裕です。

 発電機の燃料はガソリンです。12リットルくらい入るのですが、満タンにすれば一晩中つけていてもガソリンはまだまだ余裕で残っています。サブバッテリーも充電してくれるので非常に便利です。発電機は車内から操作できる仕組みになっているので、給油以外は車外から発電機を操作することはありません。

 次はトイレです。何もない野原で生活するのに、ちょっとそこらで用を足すという訳にもいきません。野原で生活するにしても文化的な生活をするという前提なのです。自立型のキャンピングカーにはトイレも必需なのです。トイレの話はこれくらいにしておきます。

 最後にエアコンです。エアコンは自立型に必須ではないと思うのですが、家と同じような環境で過ごせるようにとルーフエアコンがついています。発電機がついているのでルーフエアコンも長い時間使えます。FFヒーターと合わせて暑さ寒さもしのげるわけです。

家と同じようにが肝

 キャンピングカーの中は狭い(特に我が家のは!)ので、家と同じように過ごせるというわけには行かないのですが、それに近い環境にするようにと自立型のキャンピングカーは考えられています。

 夏の暑い賑わっている観光地。見たい店や見学したいところはまだまだあるけど、暑さで疲れちゃった。そんなときは観光地の駐車場に止めてあるキャンピングカーに一旦戻って、発電機とエアコンを付けて1時間位昼寝。元気が戻ったところで観光再開。家で休んでいるようなものです。

 旅先だってグラタン食べたいよ、冷凍のグラタン売ってるのに…。そんなときは発電機をつけてオーブンで調理すればいいんです。オーブンが使えるとキャンピングカーで食べる食事の種類も広がります。

 やっぱり発電機が中心なのが自立型のキャンピングカーということですね。