
薪ストーブを初めて焚いた頃に一生懸命取り組んでいたのが新聞紙で作る薪です。大量にある新聞紙を有効利用するにはいい方法です。
作り方
下のような道具を使って作ります。
まずはバケツを用意して水を入れます。私は水ももったいないので風呂の残り湯を使っていやっていました。新聞紙をバケツの中の水に入れて新聞紙を軽くもみます。少しぐちゃぐちゃになったほうが後の作業がやりやすくなります。
新聞紙に十分水を含ませたら、上のような道具の容器に新聞紙をぎゅうぎゅうと詰め込んでいきます。詰め込む最適な量はやっているうちにだんだんわかってきます。新聞紙を詰め込んだら道具のレバーに体重をかけて水をぎゅーっと絞ります。
水を絞ったら新聞紙を容器から取り出します。新聞紙はレンガ状にしっかり固まります。
これを日当たりの良いところに並べて天日干しを行います。暖かい日ならば次の日には乾いています。乾いた新聞紙の薪は非常に軽くなるので、持ってみればすぐに分かります。たまに乾かしっぱなしで雨に濡れてしまったこともありますが、そのままにしておけばいつかは乾きます。
労力は
一度に作る量にもよりますが、結構疲れます。それにやればやるほど作るのが面倒になってきます。特に実際に燃やしてみると、さほど役に立つものでもないので、更に作るのが面倒になってしまいます。
燃え方はどうか
紙なのでブロック状になっていてもよく燃えます。煙もあまりでません。しかし熱量はそれほど多くなく、熾の状態で少しずつ燃えるイメージです。
新聞紙の薪だけで暖房するのは無理なので、通常の薪の中に放りこんで使います。
問題点は
作るのが面倒という他に新聞紙で作る薪の問題点はというと、木を燃やしているときよりも大量に灰がでることです。灰の量はびっくりするくらいの量が出るため、灰の処理の手間も増えます。
新聞紙薪の改良版
あまり熱を出さない新聞紙の薪の熱量を改善しようと私がやっていたのが、薪を切った時に出たおがくずを新聞紙薪の中に埋め込むというものでした。おがくずの処理にも困っていたので思いついたのですが、容器に入れる新聞を3分ほどにして、その上におがくずを3分ほど、その上に新聞紙をまた乗せて圧縮します。
ちゃんと上手く乾燥してよく燃えてくれるので、一時は気に入って作っていました。
おがくずの利用法
新聞紙薪とは関係ないのですが、新聞紙薪を使っていない今、おがくずをどうやって利用しているか蛇足ですが書きます。
現在おがくずは、牛乳パックの中にギュウギュウと詰め込んで薪と一緒に燃やして使っています。よく燃えますし簡単です。おがくずもすぐに無くなります。